機材のデビュー

今日は8時間の手術室の撮影、と聞いてはりきって現場へ到着。

メインカメラはAX2000、そしてリーベックのRS-250Mがデビュー!

今回の目玉は、なんと今はもう使っていないDVカメラが、エコー診断の装置のNTSCの録画機として登場!!

実はHDVウオークマンを人に貸していて、持ち運べてコンポジット入力が録画できる装置がこれしかなかった。

でも、そのとこでDVカメラが復活!!

………が!!

もう4、5回こちらの手術室におじゃましてますが、壁にBNCつなげば、パッチベイで備え付けのDVDレコーダーやDSR-45で録画できることを発見。コンサートホールのように、システマチックだった…そりゃ設計者は想定してますよね。

いままで誰も教えてくれかった、というか知っている人がいないんでしょう。

手術室のVEって、必要かも。

ちなみに、エコー診断機には、S映像端子とBNC(コンポジット)がついてます。でも手術室の壁はBNCのみ。

通常長い時間の手術であっても撮影ポイントは限られていて、普通に手術室から出て、食事して、控え室に連絡があったら戻る、という感じでした。

………が!!

なんとこの日は、朝8時30分に入室してから、すでに手術時間は10時間を超え、結局14時間くらいこもりっきり。

その間、飲まず食わず出さず。

それはドクターも同じ。改めて医師という存在の偉大さを再発見。こんな過酷な職場は、ここしかないのでは?

しかし、手術室という独特の緊張感からか、それほど苦にならなかった。

むしろ立ちっぱなしで腰が痛い。

途中でSDカードに最高画質のHD録画では容量が足らないと判断、HDの画質を下げ、さらなる長時間撮影に対応。

このあたりも、テープでは考えられない利便性!!!

その夜、SDカードをHDDにコピーし、素材を確認し、次の撮影準備が終わったのが朝の3時。

次の日は岐阜県で歌舞伎の撮影。これまた前日同様なぜか8時30分集合。

この日は記念すべきAX2000による2カメデビュー。

待望のZOOM・H4nもデビュー!!!じつはG Factoryには、こういった舞台もので「仕込むマイク」がない。

というかそんな業務がないからなんだけど。

なんといって、この案件はいわゆるお友達仕事のため、別途機材をレンタルする予算もなく、悩んだ末、H4nは本体のマイクだけを使い、あこがれの96KHz、24bit録音に挑戦。

バウンダリーマイクを置いて、それをワイヤレスでAX2000にも入れることに。

センターに無人の固定カメラ、CX170+Ninjaをセット。

ゼンハザーの416を立てるのだが、わたしく1本しか持ってなく、この現場なら3本ほしいところ……

いつもようにプロテックのハイパーリミッターを使い、416と、別途用意したカメラ用ガンマイクの音をNinjaへ収録。

という音の取り回しで、どの音声が一番か??

というと、やはり416+ハイパーリミッターの組み合わせは、なにもしなくて納品できる感じ。

さらにバウンダリーマイクはすごくよく、心配していた足音とかはほぼ問題ない感じ。

H4nの本体のマイク、(リミッターはボーカル)は、非常にクリアーで、音質としては最高。

それは小さな声のセリフもクリアーに録音できているが、拍子木の爆発的な音とのレベル差がおおきく、拍子木が入るたびに、その所の音量を下げる必要がある。

これはそうだとわかれば、本体のリミッターの使い方とか、解決できる方法がある。

しかし今回はたまたま、歌舞伎の公演の撮影というまず業務にない収録への挑戦だったが、貴重なデーターが得られた。結論は別途音声の専門家を手配するのが、一番だ!!


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