「昭和のcommand+N」

今日は月曜日(2017年11月13日)。土曜日の朝にデーター納品が終わり、その後の仕事までちょっと時間があるので、気晴らしに作品作りを思い立った。
それがこの「昭和のcommand+N」。

Macユーザーなら誰でも知っていることなんだけど、「新規作成」のショートカットキーが、「command」と「N」キー。
つまり、作品の意味は私が小学生だった頃の創作を始める時、今から「新規作成」の瞬間。

そして大人になって、映像クリエーターという仕事について、Macで作るようになってから、
「command+N」で作り始められ、command+Zでいつでもやり直しができて、効率的になったけど自分のもの作りの原点を、ふと感じて見たい、と思ったから。

そしてこんな小作品は、3時間もあれば出来るんじゃない?と簡単に思って作り始めちゃった。
が結果的には全然3時間じゃできない。

角が丸い四角をつくるくらい、直ぐにできる、と思ったのが大間違い…
そもそも材料がない。買いに行くのも面倒だから、あるもので作ろうとしたから、結構たいへん。
まともに設計していれば、やらなくてもよい角のRのためにパテも盛ってみるとか……


ノリで作っているから、キーボードのボタンをサンダーで削り過ぎるとか…..
そもそも手持ちのプラバンとかなので、それを何枚も切って積層するという面倒なことに。

そして削り過ぎた部分を補修する…..
だか、図面を描くなんてしていない。出来るはずだ!いや、やるんだ!そして時間ばかりが過ぎてゆく。

初めからこうやったら、というご意見をお隣さんから頂いて、台座部分の表面だけを追加する事に。
しかし、手元にあるのは0.5mmのプラバン。薄い…..
この時点で、やはり「Macで図面を描く」というまともなアプローチを考えれば良かった。作りたい一心の脳みそはまさに小学生。

なんとか形になってきた。
こんな加工、レーザーカッターでやっちゃって、でなくても糸鋸で、もともと必要な厚さのあるアクリル板を使うとか、材料も技法も世の中には溢れている。
でも、この作品自体が持つ私の時代背景は、小学生。この作品のために、多少の工具は用いるけど、基本プラバンとパテでやる!

まあ、作品コンセプトと技法を近づけるというアプローチだと自分に言い聞かせて….ホントは小学生脳が発動して、作りたい一心だから、ホームセンターに行きたくない。

いよいよ成型が終わり!

レイアウトの検証。キーボードに乗っているのは、「食玩」のおもちゃ。これは作ったわけではありません。

commandキーの下手(しもて)は「かな」キー。
作品タイトルは「昭和のcommand+N」なので、キー配列は無視しました。
で、これも作品コンセプトと合うと思ったので、紙に印刷した文字を両面テープで貼ってます。
プリンターからデカール(プラモデルに貼るシール)を制作できるのですが、
時間がない、&これはコンセプトです、のごり押しでめでたく完成。

結局、3時間でできる予定は丸2日。


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