アナログベーカムと

まさか、このHD全盛期になって、ベーカムでの納品があるとは!先日納品した地上波用のCMが、CSでも流したい、ということになり、納品形態はベーカムが指定!

G Factoryの「アナログ3兄弟」。上からハケモニ(+ベクモニ)、NTSCシグナルジェネ、PVW-2800。アナログ時代は、なにかと機材が必要だった。ファイル転送になってから、なんて楽に仕事しているんだ、と思える。

このベーカムも思い出の品で、当時「ターボキューブ」というノンリアにくっついていたものがシステムごと中古に出て、ベーカムを探していた私に連絡が入る。

しかし当時Media100を購入したばかりの私は、新たにノンリアは必要なく、ベーカムだけほしかった。

「ばら売り」はできない、と最初はベーカムだけの販売に難色を示す機材屋さんだったが、ターボキューブだけ欲しい、という人が現れて、決算期も近いことから、めでたくばら売りをしてもらった一品。

その後、このベーカムを売ってくれた人は、その機材屋さんをやめ、独立して活躍中。現在マイミクさんです。

またターボキューブを買った人とは、それがご縁でお取引をさせて頂いてます。

そして、そのマイミクさんのご紹介で、当時アナログベーカムを持っていなかった所に、1回2万で貸し出しして、そうとう稼いでくれました。(当時の1日のレンタル料は4万だったので、納得の価格だったと思います。)

そんな思い出のベーカムも、今は編集室の飾りと化して久しい….。

で、久々にベーカム納品だと、これ用に買ってあったシールが必要になる。ちなみに、G FactoryではCMの納品をデーターで受け付けてもらっているので、もうテープに出すことがない。(それも場合によりますが)

HDの納品形態はDVD-R。レコーディングシートもPDF。このシールに相当するものは盤面印刷。(局の担当の方と、HDCAMに立ち上げる技術の方に感謝!)

なので、まずイラレでレイアウトしたベーカム用のラベルフォーマットを探すが、もうどこに行ったかわからない。

なんとかイラレの元データーを見つけ、無事印刷。これはマクセルのラベルシールで、A4に8面印刷でき、なんとべーカムのテープにぴったりのサイズ!まだまだ元データーは捨てられないですね。

このラベルを発見した時は、べーカムにぴったりだなんて、なんてすてきなんだ!と思ったものです。

私は一人で納品形態にしているので、こういう雑多な事も「アシスタントに任せる」、というわけにはいかない。今回は媒体番号別で、3本納品。

そして、いざテープに書き出そうと思ったら、久しぶりすぎてTCのプリセットのやりかたを忘れとる!

まさかそんな基本的なことを忘れるとは、思ってもなかったけど、いや〜さわってないと忘れるものですね。

ちょっとタイムスリップ気分を味わいつつ、今日無事納品となりました。


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