ついに革命が!!!

ついに、ついに、G Factoryにも新しい時代の幕があがった!思えば、Macで映像編集を生業とすべく、「ガジェットファクトリー」を創業させた時、時代はアナログコンポーネント1/2圧縮だった。

時代は流れ、SD解像度なら、10bit非圧縮が編集でのスタンダードになった。しかし、まだまだFull HD解像度の素材は、10bit非圧縮での扱いは考えていない。しかし、アップルがProRes422を開発したことで、自信を持って、HD素材については、ProRes422HQを使っている。

今回、はじめていままで編集専用だった「ProRes422HQ」コーデックで撮影できる環境になった!!!

ATOMOS Ninjaを導入!!!

ぐははは!!これはまさに映像制作の革命にしてビクトリーだ!!

GH2の改良をセコセコとやっていたが、Ninjaの導入で90%の完成となった。もうはち切れんばかりの爆発的ハッピーだ!!Ninjaがなんのことはまったくわからん人のために説明すると、

Ninjaは、HDMIでカメラからの入力を2.5インチHDDまたはSSDに、ProResファミリーの圧縮で記録できるハードウエアのことです。音声はステレオ入力ですが、残念ながらミニピンです。HDMIにエンベデッドされる2CH音声があるのだが、それは音声入力がちゃんとできるカメラなら使える。GH2のHDMIに音声は乗らない。

Ninjaの電源を入れた時の初期画面。「Rec」「Play」「Mon」「Menu」の4つがメインの選択で、その他バッテリー残量、オーディオ関連などがタッチパネルで操作できる。

問題を感じるのは録画の時で、画面のRecボタンを押すと録画は始まるが、その映像を見るには、Mon(モニター)ボタンを押さなければならない。これはRecを押せば録画画面が見られるようにしてほしい。(注・その後ファームウエアで改善されました)

GH2には、一応外部マイクが入力できる音声端子がある。が、ヘッドホン端子はないため、まあレベルメーターを信じるしかない。しかし、これで音声は直接Ninjaへ入力できる環境になり、はじめて外部に音声の収録装置がなくても、録画ができるようになった。以前の改良の時と同じだが、音声入力用にプロテックのハイパーリミッターFS206を、エネループで駆動できる電源を作って使っている。写真は1CHにワイヤレスのピン、2CHにガンマイクを入れている。

どうみてもGH2が本体だとは思えない状態。しかしよく収まる設計にできてよかった。Ninjaのモニターと、GH2のモニターは明らかに明るさが違い、Ninjaのブライトネスをあげても、GH2の液晶が明るい。正確な確認のためには、ディレクター用のモニターが必要で、そのためにはHDMIの分配が必要になる。これができて、初めて100%の完成といえる。

NinjaのGH2へのマウントは、自作のハンドルに、ソニー製のカメラクリップ(正式な名称は不明)を使っている。Ninjaバッテリーは、ソニーの「NP-F570 7.4V 2,600mAh」互換だが、写真はソニーのNP-F950 7.2V 32.4Whをつけている。問題なく動いているが、おすすめはしない。

じつは、今Ninjaのバッテリーが切れてしまい、ブログ用の写真を撮影するときは充電中だったのだ。

Playボタンを押すと、録画済みの映像が確認できる。シーン、ショット、テイクに分かれていて、これらは任意に設定できる。

しかし!!ファームウエアで改善するらしいが、録画した内容を確認する画質がゴミだ!!録画自体は問題なくきれいに出来ている。しかし、Ninjaで再生させてみると、これはクライアントには見せられたもんじゃない。まあファームのアップデートを待ちましょう。

いよいよFCPで再生させる時が来た!赤丸のところが、「マスターキャディ」と呼ばれる専用カートリッジに入ったHDD(またはSSD)を取り外すためのボタン。しかし….ちょっと作りが….なんというか、堅くてマスターキャディが外れない。何度もやっていると、だんだん軽くなってきた…..それって……。

上にある箱が、「マスターキャディ」。SSDは理想だが、まだ高価なため、今回は2.5インチHDDを探しに行った。大須(名古屋市の電脳街)で5,250円の日立製HDD、500Gを見つけたのでそれに決定。下にあるのが「マスターキャディ・ドッキング・ステーション」。これでMac本体と接続する。インターフェイスはFW800、USB2.0。

FW800で接続、電源不要!!(12コアMac Pro)これで編集用HDDにOKテイクをコピーするだけで、即FCPでの編集ができる。

Macでマウントしたディスクをカラム表示で見たところ。シーン>ショット>テイク>ムービーとなっている。今日は遅かったので、細かな画質の確認はしていない。それは明日にでも。

今日はディレクターさんがZ5Jを持って来ていたので、Ninjaをテストしてみた。当然、ソニーの純正HVR-MRC1Kより遙かによい。じつはNinjaにはLANC端子があり、録画などのリモート操作ができる…のだがソニー製カメラリモコンRM-1BPでは、なにもおこらない…..う〜んLANC機器でも対応機種があるのかなあ〜。それも確認してみよう。

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HDMI分配器をフィールド仕様へ(NinjaよりもGH2かな?)

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