DJI OSUMOを自立させたい

11月25日、12月のロケで九州とか東京とか、4箇所を回るのにクレーンやレールを持って行けない。

そこでDJIのOSUMOを買うことにした。
じつは全く買う気がなかった機材だが、VPで移動ショットが撮れないのは困るので、仕方なく購入、というところ。

ところが、最近iPhoneを6+に変えたため、OSUMOにはぎりぎりすぎ。

OSUMOに入ることは入ります。

FLIR ONE

そこで、本来赤外線カメラのFLIR ONEをマルチコプターで飛ばそうと思い、iPod Touchを購入していたので、これをOSUMO専用にすることに。
Touchなんて今の時代、誰が買うんだろうと思っていたものだが、まさか自分が買うとは。
作り続けてくれているAppleにこころから感謝したい。
OSUMO iPhone6+

iPhone6+だと、こんな感じ。

実際にロケで使ってみたところ、すでにいろいろプレビューが上がっているから、同じ感想だろうけど、Wi-Fiの遅延があって、こんなの仕事に使えるレベルではない。

ま、使うけど。
さらに、歩いて撮影しているサンプルも良く見るが、それは「歩いていてもよい」という状態なので、レールのような滑らかな移動が可能だと期待すると、かなり残念な結果になる。
Phantomのように飛んでいるわけではないので、歩くことで発生する上下の振動は吸収しきれない。

しかし「クレーンのように」上下に動く方はまだ使える。
使ってみたところ、OSUMOはバンドのLiveとか、PVとかのように撮影対象も動いている場合には有効だと思った。
動いている被写体を、こちらも動きながら撮影する場合には、ぶれは気にならない。

OSUMO自立台その01

さらに、VPの仕事で、カメラがOSUMO一台というわけではない。
そういう場合、素早く現場でカメラを持ち替えたいのに、OSUMOは電源を入れたままでは、どうやって置くか困る形状をしている。
電源を入れたまま置くと、ジンバルが無理な固定をされたと思い警告音が出る。
置くために電源を切れば、またWi-Fiを接続する時間が必要で、仕事で使うビデオ機材のように素早く動いてくれない。

そこで立てたまま置ける台を自作。

OSUMO自立台
工作できる環境があれば、もっとかっちょよいものが作れるのだろうけど、ホームセンターで売っている穴あきのプレートをボルトで留めたもの。
OSUMO自立台02
来年早々にあるかも?の沖縄ロケで、このスタンドを試してみたい。

OSUMOケース

OSUMOには立派なケースが付属している。これはとってもいいのだが、これには予備バッテリーを入れるスペースすらなく、結局他のビデオ機材同様、何らかのカメラバックを購入し、予備バッテリーやiPod Touchを収納することになる。
今回は「企業VP」のための購入だったので、やはりレールのかわりは難しく、またWi-Fiのみでモニターさせるという仕様では、仕事では使い難い。
が、場合によってはアクセントとなる撮影が可能で、現場を選ぶが面白い画が撮れるという感想。
DJIは本当にすばらしいと思うが、SONYやパナソニックなら、Wi-Fiをオプションとして、有線接続の方を前提と考えると思う。
そのあたりが、まだカメラメーカーとしては成長の余地があるところで、今後の改善に期待したい。


Comments (0)


Leave a Comment

Your email address will not be published.

All fields marked with an asterisk (*) are required