GH1導入!

以前から注目していた、パナソニックのGH1を購入した!これは「女流一眼」というコピーで売っていて、価格や操作性など、マニアではない女性の方でも綺麗な写真が撮れる、というコンセプトのものだと思う。

しかし、このデジイチ(デジタル一眼)はフルHDのビデオ撮影ができる!!

家庭用ビデオカメラは、マニアを喜ばせる様々なマニュアル機能なんてメニュー画面の中に押しやられ、「簡単に撮れる」ということを優先している。ところがこのGH1は、家庭用ビデオカメラと同じ価格帯でありながら、撮りたい画を追い込めるプロ志向のビデオ機材と言える内容になっている。

下の写真は、昨日天気が良かったので、花を撮影してみた。これはビデオの映像を静止画にしたもので、写真ではありません。

まだ交換レンズは1本も持っていないので、レンズキットについてくる14-140というHDレンズで撮影。

もちろん、このカメラを仕事の撮影現場でも使います。が、あまりに小さいので、クライアントさんや、他のスタッフを不安に思わせてはいけない、ということでZ1-J用に持っていたマットボックス(CAVISION製・型番不明・フォローフォーカスは RFF-15B)を付けました。

ビデオと違い、NDフィルターが必要だとか、PLはビデオでも使うし、実用的な役割のためにマットボックスを付けるんですが、「見た目が良い」は全てに勝る!!別次元のカメラに「見える」(爆)

ただ、Z1-Jで使えるマットボックスを、GH1で使えるようにするには、ちょっと工夫が必要でした。

カメラ本体が小さいため、マットボックスの中心より低い位置にしかカメラをマウントできません。つまりカメラを持ち上げる必要があり、なにかないかと思ったら、マンフロットのフィグリグのパーツが使えそうだと気がつきました。

写真のまるい形状のものが、フィグリグ。両手で持つと安定して、アングルの自由度も高いが、スタビライザーではない。これのパーツを使って、GH1を持ち上げる作戦。

これらは、マットボックスのベース部分のパーツ。マンフロットの3脚のフネもある。

今回、フィグリグのネジが切ってある所に、3脚用のネジが入らなかった??これは規格品だから、世界共通で同じ径、同じピッチのはず??で、機械加工をやってくれるネジ屋さんに持ち込んで、ネジを切り直してもらいました。費用400円。(税込み)

GH1は素晴らしビデオ機材だと思っていますが、まだまだ「ビデオように使う事ができない」カメラです。例えば、ズームしながら撮影することや、カメラが素速く移動する(パン・ティルト)などでは、映像が破堤する場合もあります。また撮影中では、映像がロケモニに出せないので、Dやクラアントさんなど、複数の人が撮影映像を見ることができません。さらに、音声の入力は、家庭用ビデオカメラと同等なんですが、ヘッドフォンが使えないため、モニターできません。

魅力は十分なんですが、まずは練習機としてGH1を選び、来年あたりに「デジイチムービー業務並み使い勝手」になる事を期待してます。

だからこのカメラに投資しないつもりだったんですが、レンズ保護のプロテクター、液晶保護フィルム、ステップアップリング、全損保証の保険、とか、なにかと金かかるじゃん、という上にレンズも欲しいところです。その前にカメラバックも!

写真は、マットボックスを付けるために、62mmの径を、72mmにしている状態。最終的に、マットボックスは85mmというサイズになります。

これで一応マットボックスは付いたんですが、フォローフォーカスのギアは合いません。これでもフォーカスはかろうじて回ります。なにかいいものはないでしょうか?それか、62mmのレンズに合うようなギアだけないでしょうか?

これは、先日テスト撮影に名城公園に出かけた時のものです。やはりカメラがすごく小さい。でも撮れる画は、魅力一杯です。

ちょっとした空間での、被写界深度のコントロールは小さなビデオカメラではできなかったことなので、こういうことが嬉しい限り。この小さいデジイチが、新しい表現を与えてくれた!

各メーカーさんも、このまま動画撮影機能を成熟させていって欲しい。逆にビデオがデジイチの機構を採用してもいいなあ。


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