USTREAMというメディア

USTREAMでの番組制作にあたって、はたしてUSTREAMとはどんな可能性を持つモノなのか、改めて考察してみた。

かわいいお姉さんが薄着で「だだもれ」しているのを発見。

全世界で41人の、たぶん煮えたぎるような男が見ている。(最後の1目の私は、考察のために冷静に見ている)

チャット欄には、「年はいくつだ?」とか「恋人はいるのか?」など、微笑ましいコメントが寄せられ、猛暑もビックリの温度を感じる。

そんな素敵なお姉さんも、定点カメラで撮影されるフクロウには勝てない。なんと世界で647人もの人が、いつ動き出すがわからないフクロウの映像を延々と見続けている。

しかし、圧倒的に視聴者が多いものは、なんと言っても「全世界で共通の関心事」に違いない。

先日のチリでの落盤事故からの救出劇は、日本でも同時中継でテレビで見られたが、Ustでも中継していた。写真では8291人となっているが、これは救出後にやっとアクセス出来てからの数字で、最後の一人の救出の瞬間は、アクセスできなかった。

しかし、その模様は日本の地上波の番組で見ていた。

テレビにはCMがあり、また世界各地の出来事は、放送時間帯の関係もあり、生中継というわけにはいかない。

それをUstではいつでもネットを通じて見られる。CMが下に出るけど。

これは「同時中継」ではないが、ミクシイニュースで、岐阜県で起こった事故について知った。そこで、すぐさまテレビを付けて、ミクシイ経由でニュースの記事へもジャンプ。

すると動画が置いてあり、テレビのニュース番組と同時に、ネットでも同じニュースの動画が見られた。

こういった体験は、なんだか「もうテレビがいらないんじゃない?」というような錯覚を抱かせる。

しかしテレビの圧倒的な影響力があってこそ、全世界の共通の関心事が生まれ、そしてそれがUstの視聴に反映されているのだと思う。少なくとも、現時点ではそうだろう。

でも、それが変わる瞬間が訪れるかもしれない、とも思った。

Ustは、ツイッターやFaceBookといった「外部」のサービスに連携している。写真は編集室から実験として配信したものだが、それをツイッターからアクセスした様子。

Ustの番組では、ツイッターやチャットなど、放送中に視聴者の生の意見が聞ける、そして送り手側が即反応できる、ということがアドバンテージだと感じる。

つまり番組は、一方的に送り出されるだけではなく、視聴者の力を借りて成立するような構造をとる事が容易で、

それが生かされれば、そこにスポンサーメリットが見いだせないか??

これ以上は書けないけど、少し可能性を感じる。

視聴者が100人程度、だけど全世界が相手、というメディアに、「番組」を成立させるスポンサーメリットを発見すれば、ちょっとだけ歴史が動くかも。


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