GH1からGH2へ。かなりビデオ的にはよい仕上がりを感じる!!
この満足度とは、「費用対効果」というか、この値段でこれなら満足、ということだ。なんせマイク入力はあってもヘッドフォン端子がないのだから、基本的にスチルカメラであることには変わりない。AG-AF105は、レンズなしで83万、どうも同じパナソニックの製品でも、魅力が薄い。
財布に優しそうで、かつ魅力的かと思われるのが、ソニーのSuper35 NXCAM(今年上半期に登場予定)だが、あれもこれもオプションで、結局100万、なんてものだったらがっかりだなあ。(基本編集屋ですから、撮影機材はミニマムで押さえたい)
とりあえず、GH2の動画にはかなり満足なので、これをいかにAG-AF105的にするか?ということを始めました。
今年クランクインのドラマの撮影があり、予定では5DIIがメインカメラ、サブが7Dの予定。
で、なにかの時の助っ人として、GH2と思って、シネマスタイルに挑戦中。というのも「カメラの見た目がごつくないと、役者さんが萎える」からで、本気です!という意思表示のためにも、そもそも現場での取り回しのためにも、うまく仕上げたい。もちろん、ほかの仕事でもこのスタイルでいけるようにしたい。
まずはマットボックス。これはGH1の時から変わらず、Z1J用に買ったCAVISONのもの。元々GH2にはでかすぎるマットボックスなので、フォローフォーカスはギアがレンズとあわないし(それを合わせられるようにしているが)があまり実用的ではなく、今はつけない方向で考えている。
現場でフォーカスアシストが必要だから、これがついているので、もう少し機能性を追いこまないと、意味なく見かけ倒しのためについている「だてフォーカス」になってしまう。
よこから見ると、こんな感じ。まだ完成ではないので、ケーブル類とかまとまりが悪い。またカメラの上を持って移動できるようにハンドルをつけているのだが、今のところモニターの位置がアクセサリーシューのため、ハンドルを外している。モニターはまだこれから購入するものをつける予定で、これは仮置き。
音声のレベルメーターがついたことで、入力の直前まで適正レベルなら、そのメーターを信じて音の収録もやっちゃおうというのが、今回の「自作オプション」の目玉機能(爆)。(音声さんがバックアップでICレコーダーを回してくれる現場もあり)
プロテックのハイパーリミッターFS-206を、電池で動くようにして、後部にマウント。(FS-205というもとから電池で動くものもあります)RCA出力があるので、RCAをミニピン変換にし、それを「なんでこれなんだ?」と思わせるミニミニピン(3.5mm→2.5mm変換が必要)として入力。(写真ではRCAではなくミニピンをヘッドフォン端子から出してます)
また、HDMI対応のロケモニを持っていないので、現在選定中。(写真はアナログ入力のロケモニ)価格からいくとプロテックLVM-89Wは7万弱だし(ただしソニーのLバッテリーとかで動いてほしいなあ…)ソニーのLPM-770BPは約8.5万、と、ずいぶんと助かる価格のものが出ている。
できれば、電源が必要なGH2本体、ハイパーリミッター、モニターへ、一つの電源から供給できるような電源装置を作りたい。といっても私には作れないので、作ってもらえないか相談したい。
このGH2用のステイも、金属加工の設備があれば簡単にできるようなものなのだが、市販のパーツうまく組み合わせてボディを作っている最中。
そういうことを考えていると、自作特機屋さんでもはじめようか、と思ってしまう。